元・横綱白鵬(現・宮城野親方)が、日本相撲協会に退職届を提出したというニュースが話題になっています。
伊勢ヶ浜一門の中での部屋移籍問題や、照ノ富士親方との関係性など、背景にはさまざまな事情があるようです。
今回の記事では、白鵬が退職届を提出した理由や、退職金はいくらになるのか?といった金銭面、さらに今後の活動や資産情報まで詳しくまとめました。
白鵬が退職届を提出|報道内容と経緯まとめ
2025年5月29日、元・横綱 白鵬(宮城野親方)が日本相撲協会に退職届を提出していたことが報じられました。
現在、協会側は受理しておらず保留中ですが、6月2日に臨時理事会を開き、本人の意向を確認する予定とされています。
すでに宮城野部屋関係者や支援者には辞意を伝えていたとされ、事実上の「相撲界引退」とも言える状況になっています。
なぜ白鵬は退職届を出したのか?理由と背景【文春報道より補強】
白鵬の退職理由について、複数のメディアでは以下のような背景が指摘されています。
✅伊勢ヶ浜一門内の人事(宮城野部屋→伊勢ヶ浜部屋への転属)
✅後継者問題(照ノ富士が部屋を継ぐ流れ)
そして、ここにきて文春によって決定的な内容が明らかになりました。
「1日たりとも照ノ富士の下にはつきたくない」──白鵬はそう語っていたとされます。
伊勢ヶ浜親方(旭富士)の定年にともない、6月には照ノ富士が部屋の新師匠になる予定。
現役時代から確執のあった照ノ富士の“下につく”未来に、白鵬は耐えがたい屈辱を感じていたようです。
さらに、照ノ富士は白鵬の退職について「辞めたきゃ辞めればいいじゃん」と語ったとも報じられており、
その発言が白鵬の決意をより強めたと見られています。
2025年3月の大阪場所後の理事会で『あと1年は宮城野部屋の再興を認めない』と
八角理事長に断言され、
「居場所がない」と感じた白鵬が、退職に踏み切った背景には、こうした複雑な人間関係と組織的な対応が影響していたようです。
白鵬の退職金はいくら?|横綱功労者の相場は?
白鵬ほどの偉大な横綱が退職となると、やはり気になるのは「退職金はいくら支払われるのか?」という点です。
実は横綱経験者には、一定の功績に応じて金額が支給される仕組みがあります。ここでは、退職金の相場や内訳の計算方法、そして白鵬の場合の試算をもとに、詳しく見ていきましょう。
なお、相撲協会は2014年の公益財団法人移行後は退職金について公表していませんが、おおよその仕組みは以下の通りとされています。
退職金の内訳は?|横綱経験者の一般的な相場と計算方法
相撲協会の退職金の主な内訳は以下の3つです。
- 養老金:横綱経験者には一律で約1,500万円
- 勤続加算金:十両以上の各地位の「場所数」に応じて加算される制度
└ 計算式:各地位 × 所定の金額(例:十両15万円、幕内20万円、三役25万円、大関40万円、横綱50万円) - 特別功労金:協会への貢献度(優勝回数・品格など)に応じて支給(※金額は非公表)
このうち「勤続加算金」は、力士としての長期的な実績が数字で明確に評価される部分であり、各横綱によって差が出るポイントでもあります。
白鵬の場合はいくらになる?試算と功績から考察
白鵬のこれまでの土俵歴は以下の通りです。
初土俵 | 2001年3月場所 |
新十両 | 2004年1月場所 |
新入幕 | 2004年5月場所 |
横綱昇進 | 2007年7月場所 |
引退 | 2021年9月場所(全休) |
これをもとに、十両以上の在位場所数を算出すると以下の通りとなります。
- 十両:1場所 × 15万円
- 幕内:74場所 × 20万円
- 三役(小結・関脇):5場所 × 25万円
- 大関:8場所 × 40万円
- 横綱:40場所 × 50万円
→ この勤続加算金だけでも、およそ4,000万円に相当します。
加えて、養老金1,500万円+白鵬の圧倒的な功績(幕内優勝45回)を踏まえると、特別功労金が1億円以上支給される可能性は非常に高いとみられます。
圧倒的な実績を残してきた白鵬。それは誰の目から見ても明らかです👇
【第69代横綱・白鵬翔データ】
- 生涯戦歴 1187勝247敗253休(122場所)
- 幕内戦歴 1093勝199敗253休(103場所)
- 優勝 幕内最高優勝45回
- 十両優勝1回
- 殊勲賞3回
- 敢闘賞1回
- 技能賞2回
- 金星1回(対朝青龍)
📌まとめると…
白鵬の退職金は、一般的な支給額(約2億円)を超える可能性があり、朝青龍や貴乃花クラス(最大3億円超)に匹敵する水準になる可能性もあります。
過去の横綱の退職金はいくらだった?
過去の横綱たちがどれほどの退職金を受け取ったのか──
具体的な例として、2017年の日刊ゲンダイでは以下のような退職金事例が紹介されています。
◉日馬富士(2017年引退)
- 養老金:約1,500万円
- 勤続加算金:約4,400万円
- 合計:約2億円前後とされる
※暴行事件を受け、除名や減額リスクもあったが、自主引退により満額支給の流れに
◉朝青龍(2010年引退)
- 退職金:3,685万円
- 特別功労金:1億2,000万円
- 懸賞金積立なども含め、最終的に約3億4,000万円超を手にしたとされる
※不祥事の中での「涙の引退」ながら、協会側は大甘裁定と批判も
◉貴乃花(2003年引退)
特別功労金の過去最高額(当時):1億3,000万円
白鵬の生涯年収・資産は?豪邸や実家も話題に
相撲界きってのスターだった白鵬の、生涯年収や資産も注目されています。
💰現役時代の推定年収:約2億円×15年=30億円超(※横綱時代のみで計算)
💰CM出演、テレビ・講演活動など含めれば、総収入は40億円以上とも
また、白鵬は東京都内の高級マンションに住んでいるとも言われており、実家はモンゴル有数の名家で裕福な家庭出身ともされています。
今後の活動は?白鵬の動向に注目
退職後の白鵬がどうするのかについても、関心が集まっています。
☑️6月3日:父・ムンフバト氏(故人)の顕彰式に出席するためモンゴルへ渡航予定
☑️一部報道では、メディア活動や書籍出版、政治進出の可能性も
過去には「スポーツ庁長官にしたい著名人」ランキングにも選ばれたことがあり、政界とのつながりも注視されています。
SNS・ヤフコメではさまざまな声が
今回の退職届提出について、X(旧Twitter)やYahoo!コメントでは以下のような反応が見られました。
また、「時代が変わった」「名横綱が相撲界を去る…寂しい」という声もありました。
まとめ|白鵬の退職は相撲界にとっても一つの転機
白鵬の退職届提出は、単なる親方退任以上に、相撲界の世代交代や方向転換を象徴する出来事とも言えます。
・功績に比して、納得のいく幕引きではなかった可能性
・今後は相撲界外での活動に注目が集まりそうです
最後にもう一度。白鵬の動向と、協会が退職届を受理するかどうか、そして今後のキャリア選択に要注目です。
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